2019/05/07 07:33|カテゴリー:経営
自社をどういう会社にしたいと考えていますか?
自社の現状を把握し、未来を予測し、自分の想いを込めて、いろんなことを考えるのが経営者だと思います。
会社は何のためにあるのでしょうか?
お金を稼ぐためにあると答える人もいます。
お客様のためにあると答える人もいます。
会社の永続にあると答える人もいます。
答えはそれぞれあって良いと思いますが、1つだけ普遍的な価値観を挙げるとすれば
会社は人を幸せにするためにある
どんな会社でも同じです。
飲食店は提供する食事に幸せを乗せます。
不動産業は不動産に、建築業は建築物に、製造業は製造物に幸せを乗せます。
どんな商品に幸せを乗せるのかは違いますが、どの会社も同じではないでしょうか。
お客様が幸せになり「ありがとう。」を貰えれば、社員も幸せになります。
社員が幸せになれば、その家族も幸せになります。
そうやって幸せの縁を広げることができる経営者という仕事は、このうえなくやり甲斐のある仕事だと思います。
やり甲斐があると同時に大きな責任もある仕事です。
だからこそ経営者は幸せについて学び続ける必要があるのだと思っています。
2019/04/03 07:51|カテゴリー:経営
イソップ寓話「3人のレンガ職人」
世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。
旅人はその男のそばに立ち止まって、「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねた。
「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」
男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。
「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」
旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。
もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。
先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。
旅人は尋ねた。「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」
「大変ですね」旅人はいたわりの言葉をかけた。
「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べていくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ。」
旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。
また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
「ここでいったい何をしているのですか?」旅人は興味深く尋ねた。
「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」
「大変ですね」旅人はいたわりの言葉をかけた。
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」
旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。
企業にはビジョンとミッションが必要だと言われます。
ビジョンは、企業が外部へ発信する「こうありたい」と目指す目標や志のことで、ミッションは、企業が内部に浸透させるべきビジョンを実現するために果たさなければならない使命や目的のことであり、ミッションを理念として掲げている企業も多いのではないでしょうか。
イソップ寓話「3人のレンガ職人」は、同じレンガ積みという仕事であっても、ミッションすなわち使命や目的を持つことが、モチベーションに大きな影響を与えることを教えてくれているのだと思います。
社員が日々従事していることに大きな意義を与えることは、企業の重要な使命だと思うのです。
2019/01/03 16:26|カテゴリー:経営
本田宗一郎は、こう語りました。
「私の哲学は、技術そのものより思想が大切だというところにある。思想が具現化するための手段として技術があり、また良き技術の無いところからは、よき思想も生まれえない。人間の幸福を技術によって具現化するという技術者の使命が私の哲学であり、誇りである。」
「しっかりした思想と哲学を持たない企業はこれから先も潰れていくだろう。」
本田宗一郎が語るところの経営哲学とは何でしょうか?
一般的には、企業が経営される場合において経営者自らが示している、それをどのような目的でどのような形式で行っていくかという独自の概念である、などと定義付けされます。
哲学とは、さまざまな物事の本質をとらえる営みだと考えています。
とすれば、経営哲学とは、経営者が「経営の目的は何か?」と深く洞察することであり、経営するうえで経営者が示すべき経営の本質であろうと思うのです。
多くの社員の価値観、判断基準、優先順位がトップと一体系のなかにある企業は強い
経営者の経営哲学と社員の人生観が一体系のなかにある企業は強い
社員と価値観を共有できている企業は強い
経営理念は、置き物でも飾り物でもなく実践するためにあり、日々の経営は理念を実現するプロセスでなければならないと思います。
そのためには、経営理念は、社員1人ひとりが
①トップの信念、②評価の基準、③社員の生き方の座標軸
を体感できる内容であるべきなのでしょう。
よりよく人生を生きる。成長する。
より社会に貢献する。
「こんな生き方をしよう。」経営理念は、そう語りかけられるものでありたいと思っています。
本田宗一郎は、こう語りました。
「哲学のない人は、経営は無理に決まっている。機械には、燃料と潤滑油を与えれば動くが、哲学のない経営者のもとでは人が良く動かないからである。」